和歌山県紀の川市は、全国的にも有名な柿の産地です。
特に「紀の川柿」は、樹上で熟成・渋抜きを行う独自の栽培方法によって生まれる、特別な柿として知られています。見た目の美しさと濃厚な甘さから、贈答用にも人気の高い逸品です。
そこでこの記事では、紀の川柿が買える直売所を厳選してご紹介します。

紀の川柿の特徴

平核無柿を樹上で渋抜きした特別な柿
紀の川柿は、種のない「平核無柿(ひらたねなし)」を使用し、木になっている状態でアルコールを使った渋抜きを行います。この手間のかかる方法により、通常の柿にはないコクと旨みが引き出されます。
果皮は濃い橙色で見た目も鮮やか
熟成が進むことで果皮は深いオレンジ色に色づき、見た目にも存在感があります。市場に並んでもひときわ目を引く鮮やかさが特徴です。
果肉に黒いゴマ模様(褐斑)が入るのが特徴
切ったときに果肉の中に黒いゴマのような斑点が入ることがあります。これは渋み成分が変化したもので、品質上の問題はなく、甘さの証とも言われています。
糖度16〜18度の濃厚で上品な甘さ
紀の川柿は糖度が高く、一般的に16〜18度ほど。濃厚でありながらも上品な甘みが口いっぱいに広がります。
シャリっとした歯ごたえと心地よい食感
程よい硬さを残したシャリシャリとした歯ざわりも魅力です。柔らかくなる前に食べるのが一番美味しいとされています。
旬は10月中旬〜11月中旬とやや遅め
一般的な柿よりも収穫が遅く、10月中旬から11月中旬にかけて出荷されます。秋の深まりとともに味わえる贅沢な果実です。
手間をかけた栽培法による希少価値の高さ
袋かけやアルコールによる渋抜きなど、多くの手間がかかるため、生産量は限られています。その希少性から市場でも高級柿として扱われています。
紀の川柿が買えるおすすめの直売所
直売所名 | 住所 | 営業時間 | HPのURL |
---|---|---|---|
めっけもん広場 | 〒649-6455 和歌山県紀の川市豊田56番地3 | 午前9:00~午後5:00 | HP |
まつばら農園 | 〒649-6512 和歌山県紀の川市東毛252 | 9:00〜18:00(不定休) | HP |
木村農園 | 和歌山県紀の川市 (詳細不明) | 不明 | HP |
あずさ農園 | 和歌山県紀の川市桃山町 (詳細不明) | 不明 | HP |
めっけもん広場
JAわかやまが運営する大きな直売所で、旬の地場産野菜や果物を豊富に取り揃えています。
柿も旬の時期には販売されます。毎月第1火曜日が定休日です。
まつばら農園
明治時代から6代続く農園で、紀の川の恵まれた環境で様々な種類の柿を栽培しています。
「紀ノ川柿」をはじめ、中谷早生、刀根早生、平核無、大玉平核無、太秋など6種類の柿を育てています。
直売所は不定休で9:00から18:00まで営業しており、オンラインショップもあります。
木村農園
みかん、はっさく、しらぬい、せとか、はるみ、柿などを栽培・販売している農園です。
「一番美味しいものを作る」をモットーに栽培されています。
あずさ農園
和歌山県紀の川市桃山町で桃、柿、柑橘類などを生産している農園です。手作業にこだわり、農薬も必要以上に使わない少量精鋭の生産を行っています。
たねなし柿を栽培しており、販売時期についてはウェブサイトのお知らせで確認できます。
